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脊髄クラブ

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気ままに書いたり 下らなかったり
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習い事の合宿から帰還してまいりました。
まあその習い事っていうのが、ちょっと演劇っぽいものなのですが、
今回のテーマはジュリアス・シーザーだったんですね。
シェイクスピア作、「おまえもか、ブルータス」で有名なあのお話です。
個人的にはちょっととっつきにくいなあというのと、とんでもなく話が長いという点でちょっと引いちゃっていたわけです。
ところがね、はい。
劇団で演出をやられている方がお話をして下さったのですが、ブルータスの気持ちとかシーザーとか考えれば考えるほどもう泣けるんです。
ブルータスやアントニーがどれほどシーザーを愛していたか、シーザーはローマ市民および忠臣をいかに愛していたか。考えれば考えるほどもう泣けます。ていうか涙滲んだ。
その演出の方が言った言葉が本当に響いたんですよ。議事堂で、シーザー暗殺のシーン。

「このシーンで、演出家のほとんどは、ブルータスに『頼むから泣いてくれ』というと思う。
そしてシーザーには、『頼むから笑ってくれ』というと思う」

もううああああああみたいな!!(落ち着いてほしい)
体で表したい勢いですが、私の理想。
まずキャスカやメテラス等の暗殺者がシーザーを何度も刺し、倒れないシーザーに気圧されます。
ブルータスは最後に、ゆっくりと歩いていき、一筋涙をこぼして何も言わずにシーザーに剣を刺します。
そこでシーザーは、「おまえもか、ブルータス」と言い、諦めたように微笑んで、余力を振り絞り「死ぬほかないぞ、シーザー!」と叫んでばったりと倒れる。
シナが解放を叫び、暗殺者達が喜ぶ中、ブルータスだけがまあ言ってみれば賢者のようになっているんですよ。
その状態でしゃべる言葉が全部自分に向けた言葉のように思えて。
ほんとに一番最後、ブルータスのセリフ。
「ああ、シーザー、安らかに眠るがいい、いまこそ。
おれの心はその胸を刺したくはなかったぞ、いまほど。」
泣くだろこれは……
もう本当に気高い人々の気高い物語だなあと。腐的な妄想をしようと思えませんでした。あああ。あーー。
演劇をまたやりたくなりました。全然才能があるとは思いませんが、その道にとっても興味があるみたいです。
でもこんな不安定な進路、親に言えませんよね……。
でもでもシェイクスピア、やってみたいです。こういうところでまた低身長かつ女っていうのが引っかかってくるんですよね……。
シェイクスピアの時代は女の方が舞台に上がることができなかったので、とっても出る機会が少ないんです。
私はもともとなんとなく男の人に憧れを抱いているので、やりたい役はとことん男ばかりでして……身長は悲しいくらい小さいので、可能性は1%以下です。あーー、男に生まれたかった……。
なんによせシェイクスピアはいいですね。本がほしくなりました。
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